12月10日(水)冬晴れの下、24期栞の会の関さんと登山に行ってきました。
今回の山は大月駅からほど近い、岩殿山です。
岩殿山から稚児落としに向かいます。
駐車場から数分で登山道へと入ります。
中腹の辺りには岩殿山ふれあいの館があります。
写真展が開かれてましたが、昔はプラネタリウムがあったそうです。
少々雲はありましたが、富士山が見えました。
付近はマイナーな山に囲まれてます。意外と高低差がありそうですね。
山頂のすぐ手前には自然の巨岩を利用した、岩殿城の城門跡がありました。
岩殿城は戦国時代に屈指の堅固さをもっていたことで知られています。
あっという間に山頂に着きました。
岩殿山の標高は634m。スカイツリーと同じですね!
ここまでは階段が多く、整備されているため非常に登りやすいです。
山頂から分岐へと戻り、稚児落としへ向かいます。
ここからは本格的な山道になります。
稚児落としまでに3つ鎖場がありました。ワクワクしますね。
鎖はなるべく使わないというポリシーは今も昔も変わりません。
写真を拡大すると、関さんや私が登っているのが分かります。
ちなみに写真2枚目、手前のトラバースと直登の直下も、正面のような絶壁。落ちたらアウト!
稚児落としにと着きました。
大きな岸壁がそびえ立っています。
関さんいわく、崖の下に大きな落石があまりないのは不思議なことだそうです。
この崖は険しいけど、大きく崩れることは少ないのかも、と解説してくれました。
その後大月駅方面へ向かい、帰路につきました。
この度は大変楽しい山行となりました。
お忙しい中、時間を空けてくれました関さん、どうもありがとうございます。
次回は是非とも事務局の皆と山に行きたいと言って下さいました。山、行こう!!
OB事務局ではこのような皆様の山行の記録をお待ちしております。
下記のアドレスまで送って下されば、ブログを通して周知をさせて頂きたく思います。
OB会の更なる活発化のためにも、皆様のご協力をお願いします。
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(迷惑メール対策のため、@を☆にしています)
羨ましいかぎりですね。岩殿山は位置的にはちょうど四万十帯の変成岩体の関東双屈曲帯の真ん中に位置しているようですね。と言うか藤ノ木−愛川構造線の真上!?
岩相が花崗岩質の白っぽいように見えますが,変成岩だったのかが、私気になります!
個人的感想ばかりですが、今後もOBの活動を増やしていきたいものです。
岩殿山の岩壁は中央線や中央高速からも印象的でよく目立ちます。このようなドーム状の岩壁は、瀬戸さんがまず考えたように、花崗岩でよくみられます(同県内では昇仙峡の覚円峰や甲斐駒の摩利支天、海外ではヨセミテのハーフドームなど)。でも、大月周辺に花崗岩は分布してませんから、私は長年「溶岩かな・・・」と想像してました(富士山の溶岩が大月まで流れてます)。ところが、なんと、礫岩みたいです(私には変成岩に見えなかったけど、よくわかりません)。凝灰岩みたいな岩相に、鶏の卵みたいな円礫が入ってます。そんな軟弱そうな岩で絶壁が形成されているのはとても不思議で、理由を説明した解説を私は知りません。あったらぜひ教えてください。ちょっとだけ想像すると、妙義山や戸隠、海外ではトルコのカッパドキアみたいなものかなと。なんか専門的な解説になってしまいましたが、自然の不思議や謎かけ・謎解きもおもしろいですね。